2009年06月17日
魚名:アオブダイ

デジタルお魚図鑑より
大きさ:80cm
学名:Scarus ovifrons 英名:Blue humphead parrotfish
地方名:アオ、バンド
脊椎動物門-硬骨魚綱-スズキ目-ブダイ科
分布:東京湾~フィリピン

<特徴>
『名のとおり体色は青みが強いが、体の各所に赤褐色、白、黒などの斑点が出るものもいる。成魚は頬に白っぽい斑点が出て、前頭部がこぶのように突き出るが、若魚は頬に斑点がなく、額にこぶもない。
上下の顎の歯が融合して、鳥のくちばしのような形状をしている。これは他のアオブダイ亜科の魚にも共通する特徴で、人間の指を噛み切るくらいの顎の力もあるので注意が必要である。
東京湾、朝鮮半島以南からフィリピンまでの西太平洋に分布し、浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息する。ナンヨウブダイやカンムリブダイなど、他のアオブダイ亜科の魚が熱帯のサンゴ礁に生息するのに対し、アオブダイは温帯域にも生息する。
食性は雑食性で、藻類、甲殻類、貝類などいろいろなものを食べる。強靭な歯と顎でサンゴの骨格をかじるとされてきたが、これはサンゴではなく、サンゴの枝についた藻類を食べるための行動とみられる。現在のところ、生きたサンゴを餌にするのが確認されたのはアオブダイに近縁のカンムリブダイ Bolbometopon muricatumだけである。
昼間に活動し、夜は岩陰などで眠る。眠る際は口から粘液を出して、自分を覆う薄い透明の「寝袋」を作り、その中で眠る行動が知られている。
釣りや網などで漁獲され、食用になる。ただしアオブダイを狙って釣る人は少なく、イシダイやメジナの釣りで混じって釣り上がり、「外道」として扱われることが多い。
また、特徴的な魚だけに、古来から各地方独特の方言呼称もある。』
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
<食中毒>
日本では過去に数件、アオブダイによる食中毒での死亡例があるそうです。アオブダイはスナギンチャクを捕食するためパリトキシンという強力な毒成分を蓄えており、内臓を食べてはいけないとされています。
また、フグ毒で知られるテトロドトキシンが内臓から検出された事例もあるとのことです。 なお、パリトキシンは加熱や塩蔵によっては分解されないそうです。
日本最大級!世界のグルメ・海の幸をお取り寄せ

