2009年09月05日
魚名:ウサギアイナメ
さかな、サカナ、魚!
30歳から始めるカラダの
アンチエイジングプログラム~ザファーム~


「デジタルお魚図鑑」より
大きさ:75cm
学名:Hexagrammos lagocephalus 英名:潤タ潤タ
地方名:アイナメ、シジュウ、シンジョ
脊椎動物門-硬骨魚綱-スズキ目-アイナメ科
分布:北海道、日本海北部、オホーツク海、ベーリング海
<特徴>
アイナメに似るが、後頭部に皮弁がないことや、受け口であること、尾びれの後縁が丸みを帯びることなどで区別する。体色は個体差が多く、一般にオスは鮮やかな赤褐色で、胸びれの上方に1つの黒色斑をもつ。メスは淡褐色で赤みを帯びない。浅い海の岩礁域にすむが、アイナメより深いところにすむことが多い。産卵期は11月~12月ごろ。 (「デジタルお魚図鑑」より)
このウサギアイナメに関しては、「市場魚貝類図鑑」で下記のように紹介されています。
『関東の市場に入荷することは少ない。日本海北部、北海道、オホーツク海、ベーリング海に棲息。この科の中では最大種であり60センチ以上になる。根室、厚岸などでの呼び名は「油子(あぶらこ、あぶらっこ)」。
アニサキスの問題があるので刺身はここではさけたい。身はアイナメ科共通の白身、やや柔らかい。一番うまい食べ方は簡単にみそ汁に仕立てることだ。キモや胃や食道なども入れてコクを出させる。唐揚げ、煮つけは、無難な味。タレをつけて照焼きなどもうまい。』
また、この魚に付いて「遊魚漫筆」では、下記のような解説がなされています。
『ラビットフィッシュ、Rabbitfish 兎の魚がいる。なにだろうと思うけど、アイゴ類を英語では俗にこう呼ぶ。あの顔がウサギに見えるのだろうか?
しかし、日本にもウサギアイナメがいる。なぜ、兎なんだと、まえまえから不思議だった。『日本産魚類目録』ジョルダン・田中・スナイダー(1913年)で 、Usagi-ainame と載っているから由緒ある標準和名なのかなあ…と思っていたら、その田中茂穂が1955年に書いた『図説有用魚類千種』に、ウサギアイナメは種名から多少変化せしめて、かつて私が命名したと書いている。
ウサギアイナメの学名を書いておこう。
Hexagrammos lagocephalus (Pallas,1814)
種小名はlagocephalus ラゴケパルス、これは、シベリア大探検をしたドイツの博物学者パラスにより、1814年に命名されたのであるが、ラゴはギリシャ語の野ウサギ、ケパルスもギリシャ語で頭、野兎頭とパラスは名づけたのだ。野兎って、あんなに丸い顔しているんだろうか?
とにかく、このパラスの命名から、田中博士は、ウサギアイナメとしたようだ。
北日本にしかいないウサギアイナメは、日本各地にいるアイナメほど馴染みはないのだろうが、東北や北海道ででる日本記録級のアイナメと呼ばれるもののなかに、ウサギアイナメが混じることが多く、いままで混同されていたのではないかと思われる。
見分けを書いておこう。尾鰭の後縁が丸ければウサギアイナメ、まっすぐか浅く湾入すればアイナメだ。あと、側線はどちらも5本あるのだが、腹側の2本の側線だけに注目すると、アイナメは第4側線が短く胸鰭先端の下くらいまでしかない。ウサギアイナメの第4側線は臀鰭の中ほどまで走る。肛門の上の部分で腹側の側線を見ると、ウサギアイナメは2本、アイナメは1本になる。
吻が丸ければウサギアイナメ、尖ればアイナメであるが、この見分けは難しいと思う。尾鰭の後縁を、よく見よう。
ウサギアイナメも、体色変異と斑紋変異が大きいのだが、産卵期の雄は赤くなると書かれていることが多い。しかし産卵期以外でも赤いのが釣れている。この辺は調べた方がいいと思われる。とにかく北海道、日本海北部、オホーツク海、ベーリング海ではアイナメに混じってウサギアイナメが釣れるから注意して見よう。
東北以北の地方で、小型のアイナメが釣れたら、スジアイナメが混じる。
スジアイナメスジアイナメは眼から放射状に黒い帯が出ることと、尾鰭の後縁が丸いことで区別できる。また鱗が大きく、見た目にもざらざらした感じがある。大きくならず、最大クラスでも全長30cmまでである。そういう意味ではクジメに似るが、側線は5本ある。
北海道ではハゴトコと呼ばれて外道扱いである。
北海道には、北部に多い、エゾアイナメがいる。これは背鰭前縁が黒く、全身に黄白色小円斑がちらばることで見分けられる。』
<アイナメのしゃぶしゃぶ>
ウサギアイナメの料理と言う訳ではありませんが、美味しそうなアイナメ料理だと思いますので紹介します。(「北海道の肴と釣りが好きだ!」より)
『※用意する物(4人前)
鍋:自分の好みので(私は趣を重要視します・・・)
魚:アイナメ(できれば大きめ・・・)2~3匹
調味料:だし汁、しょうゆ、酒、みりん 各適量(適当とも・・・)
薬味野菜:大根、長ねぎ
1.昆布とカツオ節でだしを取り、調味料を加えてタレを作ります。タレの味はお好み(やはり無責任・・・)でいいです。
2.アイナメを3枚におろし、皮を下側にして1~2ミリの間隔で骨切りをして、食べやすい大きさに切ります。※ここで注意! この段階で刺身として食べてしまい、あまりの美味しさに鍋にたどり着かない事もあります・・・。
3.大根の千切りを軽く下茹でしておきます。
4.煮立てたタレで軽く洗うように、お決まりの文句「しゃぶしゃ~ぶ・・」としてタレに薬味の大根、長ねぎを入れて食べましょう!
我が家ではしゃぶしゃぶも色々な食べ方をします。普通の食べ方をしても材料は少ないのですが更に少ないやり方でお魚の他にはコンソメとポン酢だけで準備完了です。鍋で沸かしたお湯にコンソメを入れてあら(骨や頭)も入れるとこれだけで美味しいタレができます。直前にあらを取ってからポン酢で食べます。』
☆ 痛快!ウサギアイナメの魅力


ワキガ・多汗症治療に上野クリニック

30歳から始めるカラダの
アンチエイジングプログラム~ザファーム~


「デジタルお魚図鑑」より
大きさ:75cm
学名:Hexagrammos lagocephalus 英名:潤タ潤タ
地方名:アイナメ、シジュウ、シンジョ
脊椎動物門-硬骨魚綱-スズキ目-アイナメ科
分布:北海道、日本海北部、オホーツク海、ベーリング海
<特徴>
アイナメに似るが、後頭部に皮弁がないことや、受け口であること、尾びれの後縁が丸みを帯びることなどで区別する。体色は個体差が多く、一般にオスは鮮やかな赤褐色で、胸びれの上方に1つの黒色斑をもつ。メスは淡褐色で赤みを帯びない。浅い海の岩礁域にすむが、アイナメより深いところにすむことが多い。産卵期は11月~12月ごろ。 (「デジタルお魚図鑑」より)
このウサギアイナメに関しては、「市場魚貝類図鑑」で下記のように紹介されています。
『関東の市場に入荷することは少ない。日本海北部、北海道、オホーツク海、ベーリング海に棲息。この科の中では最大種であり60センチ以上になる。根室、厚岸などでの呼び名は「油子(あぶらこ、あぶらっこ)」。
アニサキスの問題があるので刺身はここではさけたい。身はアイナメ科共通の白身、やや柔らかい。一番うまい食べ方は簡単にみそ汁に仕立てることだ。キモや胃や食道なども入れてコクを出させる。唐揚げ、煮つけは、無難な味。タレをつけて照焼きなどもうまい。』
また、この魚に付いて「遊魚漫筆」では、下記のような解説がなされています。
『ラビットフィッシュ、Rabbitfish 兎の魚がいる。なにだろうと思うけど、アイゴ類を英語では俗にこう呼ぶ。あの顔がウサギに見えるのだろうか?
しかし、日本にもウサギアイナメがいる。なぜ、兎なんだと、まえまえから不思議だった。『日本産魚類目録』ジョルダン・田中・スナイダー(1913年)で 、Usagi-ainame と載っているから由緒ある標準和名なのかなあ…と思っていたら、その田中茂穂が1955年に書いた『図説有用魚類千種』に、ウサギアイナメは種名から多少変化せしめて、かつて私が命名したと書いている。
ウサギアイナメの学名を書いておこう。
Hexagrammos lagocephalus (Pallas,1814)
種小名はlagocephalus ラゴケパルス、これは、シベリア大探検をしたドイツの博物学者パラスにより、1814年に命名されたのであるが、ラゴはギリシャ語の野ウサギ、ケパルスもギリシャ語で頭、野兎頭とパラスは名づけたのだ。野兎って、あんなに丸い顔しているんだろうか?
とにかく、このパラスの命名から、田中博士は、ウサギアイナメとしたようだ。
北日本にしかいないウサギアイナメは、日本各地にいるアイナメほど馴染みはないのだろうが、東北や北海道ででる日本記録級のアイナメと呼ばれるもののなかに、ウサギアイナメが混じることが多く、いままで混同されていたのではないかと思われる。
見分けを書いておこう。尾鰭の後縁が丸ければウサギアイナメ、まっすぐか浅く湾入すればアイナメだ。あと、側線はどちらも5本あるのだが、腹側の2本の側線だけに注目すると、アイナメは第4側線が短く胸鰭先端の下くらいまでしかない。ウサギアイナメの第4側線は臀鰭の中ほどまで走る。肛門の上の部分で腹側の側線を見ると、ウサギアイナメは2本、アイナメは1本になる。
吻が丸ければウサギアイナメ、尖ればアイナメであるが、この見分けは難しいと思う。尾鰭の後縁を、よく見よう。
ウサギアイナメも、体色変異と斑紋変異が大きいのだが、産卵期の雄は赤くなると書かれていることが多い。しかし産卵期以外でも赤いのが釣れている。この辺は調べた方がいいと思われる。とにかく北海道、日本海北部、オホーツク海、ベーリング海ではアイナメに混じってウサギアイナメが釣れるから注意して見よう。
東北以北の地方で、小型のアイナメが釣れたら、スジアイナメが混じる。
スジアイナメスジアイナメは眼から放射状に黒い帯が出ることと、尾鰭の後縁が丸いことで区別できる。また鱗が大きく、見た目にもざらざらした感じがある。大きくならず、最大クラスでも全長30cmまでである。そういう意味ではクジメに似るが、側線は5本ある。
北海道ではハゴトコと呼ばれて外道扱いである。
北海道には、北部に多い、エゾアイナメがいる。これは背鰭前縁が黒く、全身に黄白色小円斑がちらばることで見分けられる。』
<アイナメのしゃぶしゃぶ>
ウサギアイナメの料理と言う訳ではありませんが、美味しそうなアイナメ料理だと思いますので紹介します。(「北海道の肴と釣りが好きだ!」より)
『※用意する物(4人前)
鍋:自分の好みので(私は趣を重要視します・・・)
魚:アイナメ(できれば大きめ・・・)2~3匹
調味料:だし汁、しょうゆ、酒、みりん 各適量(適当とも・・・)
薬味野菜:大根、長ねぎ
1.昆布とカツオ節でだしを取り、調味料を加えてタレを作ります。タレの味はお好み(やはり無責任・・・)でいいです。
2.アイナメを3枚におろし、皮を下側にして1~2ミリの間隔で骨切りをして、食べやすい大きさに切ります。※ここで注意! この段階で刺身として食べてしまい、あまりの美味しさに鍋にたどり着かない事もあります・・・。
3.大根の千切りを軽く下茹でしておきます。
4.煮立てたタレで軽く洗うように、お決まりの文句「しゃぶしゃ~ぶ・・」としてタレに薬味の大根、長ねぎを入れて食べましょう!
我が家ではしゃぶしゃぶも色々な食べ方をします。普通の食べ方をしても材料は少ないのですが更に少ないやり方でお魚の他にはコンソメとポン酢だけで準備完了です。鍋で沸かしたお湯にコンソメを入れてあら(骨や頭)も入れるとこれだけで美味しいタレができます。直前にあらを取ってからポン酢で食べます。』
☆ 痛快!ウサギアイナメの魅力

ワキガ・多汗症治療に上野クリニック

Posted by きーさん at 07:10│Comments(0)
│海の魚
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。